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カテゴリー: 巻頭言(江口大象)

ローマ字論者梅棹氏のこと

 民族学者、比較文明学者、ひらめきの学者、梅棹忠夫氏が昨年の7月に亡くなられて以降、梅棹氏を讃美する文が各新聞を中心にいろいろのマスコミを通じて賑わせたことは皆さんも覚えておられることと思う。 梅棹氏の言う西洋比較論(慌 […]

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醍醐味にひたる

 昨年の11月7日、ロッテが中日を破ってリーグ優勝を果たした。中日絶対有利の中日球場で、延長12回の末8対7で勝った。前日の6日にはもうあと5分で午前零時を迎える時間まで戦って2対2の引き分け。私はテレビで観たものの、球 […]

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母の死も歴史の一コマか

 父の25回忌をした平成17年の暮れ、母は皆が何のために集まっているのか一瞬わからなかったらしいことがあった。もうお父さんが死んでから25年にもなるという子供達の話を聞いて「そうねえー」とため息をついていた。 母は父が亡 […]

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日中青少年書道交流席書会

  8月、世界中が熱波にうなされているなかで、老骨に鞭打ってかの中国北京へ行ってきた。遊びではない。遊びなら当然もっと季節のいいときに行く。 成田山新勝寺が主催する成田山全国競書大会の成績優秀者16名をつれて行 […]

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メモ魔カキ魔

 昔の話。近所に住んでおられた斎藤維山氏のところへ王鐸の長条幅その他のお宝を見せてもらいに伺った折、途中から急に話の筋が変わってメモ魔力キ魔のことになった。 私がかつて小坂先生が「炭山南木さんはメモ魔だったといっておられ […]

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まだ若者か

 私は今までずっと、いや今でも書道会の若者と自認していた。しかし考えてみれば四捨五入すれば堂々と80歳ではないか、いつの間になったのか自分でも不思議なくらいであるが、今75・7歳であることには違いない。 80といえばどこ […]

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漢字改定

  戦後の日本の大混乱を知っている人も少なくなって来た。あのころの政界、家も食べ物もない庶民、疫病等々をここで取り立てていうつもりはないが、(本当のところ書いてみたい気もするが又)漢字に対する軽視に始まって、教 […]

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高伝寺の梧竹と蒼海

 五月、佐賀へ行ったときのこと、旧鍋島家菩提寺の慧日山髙伝禅寺(通称「高伝寺」)を訪れた。修復成った大涅槃像(佐賀市指定重要文化財)が一般に公開されているから行ってみる気になったのであるが、そこに偶然梧竹の大額と蒼海の墓 […]

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「好き」だけでよい

 学問はあるに越したことはないが、それと作品とは別だろう。学問があるからいい字が書けるとは限らない。修業を積んだからとていい字が書けるわけではない。それとこれとは別なのである。 日中の歴史、書道史をどれだけ詳しく知ってい […]

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拝石の折手本

  ある小さな酒席で「黒木拝石は下手でしたね」といった。さすがの私も失言だと思ったが、話はすぐ別のもっと面白い方へと移って行った。 この話の思い出は古い。私はまだ「書源」 の編集もしていない20代であった。ひょ […]

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