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カテゴリー: 巻頭言(他)

一作一面貌

昨年の第六十回記念璞社書展から半年が過ぎた。コロナ禍で多くの展覧会が中止される中、また九月に江口先生が急逝されるという誠に想定外の厳しい状況下での開催であったが、責任者を仰せ付かっていた私は、中止する考えは全く無かった。 […]

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自信と信頼

パソコンに向かい、ほぼ書き上げた原稿を「消去」して、書き直しています。大悦会長から巻頭言を書くよう依頼されたのが昨年末。それから何を書こうかと毎日考えてきました。小坂先生や江口先生は何年もの間、毎月こうした苦しみを持たれ […]

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字書は何冊必要か

書家は個性豊かなオリジナル作品を書こうと日々精進しています。個性的な作品といっても文字を素材にしている書作品は、自分勝手に字形を変形したり手を加えることはダメです。書家にとって正しい文字を書く事は必須条件だと私は思ってい […]

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継承

完全巣籠りの年末年始だった。七十五年の人生で初めての経験だが改めて命と思いやりの大切さを痛感している。昭和二十年八月十五日以来、有難いことに兵器による生命危機が無くなって七十五年の長年月が過ぎてきている。しかし、高血圧症 […]

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書源650号

本号で書源は通巻650号を迎えた。発刊55年目の快挙である。書道界には書海社の「書海」誌(創刊 松本芳翠)や書壇院の「書壇」誌(創刊 吉田苞竹)のように千号を優に超える競書雑誌があるので、比すべくもないが、とにかく、毎月 […]

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継志

第60回記念璞社書展の出品作は「継志」と書いた。先人の志を後世に継承するという意味である。 記念展のテーマが「― 新しい干支への出発 ―『飛翔』」となり還暦を迎えたこともあり、再出発をするために気概を込めて撰文をした。江 […]

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江口大象先生を偲んで

九月三日江口先生が逝去され、一か月が経とうとしています。葬儀にはコロナ禍にも拘わらず、大勢の方が参列くださいました。また供花や弔電も沢山いただきました。皆さんありがとうございました。賑やかなことが好きだった先生は皆さんの […]

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法樂寺の小坂奇石展

平成29年10月に小坂先生の二十七回忌の記念にと、ご息女小坂淳子さんより仰せつかって先生の手控え帳(大福帳)の印刷本を編集した。 原本は大部であるので、内容も相当部分カットした縮刷版である。これは法要の記念品であり、有縁 […]

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墨のこと

まずは二枚の写真を見ていただきたい。共に川村驥山の遺品である。一円玉を添えてあるので大きさが判る。竹の墨挟みを使用してぎりぎりまで磨り、更に小さな墨どうしを磨り合わせてくっ付け、それをまた少し大きめの墨にくっ付けて最後ま […]

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比較することから見えてくるもの

数年前に、書道界の流れとして肉太で墨量たっぷりの作品が流行っていましたので、私自身機会あるごとに皆さんにそのことを訴えてきました。ところが最近はそこまで太さは問われないように感じています。それより一本の線の強さがより求め […]

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